岐阜県地方自治研究センターの視察「次世代エネルギーの地域への導入」を実施しました。
福島原発事故に伴うエネルギー政策の見直しや地球温暖化への対応から次世代エネルギーの導入が大きなテーマになっています。特に地方自治体においてはエネルギーの地産地消という観点からも注目されています。
私は四年前の県議会代表質問で、小水力発電の導入促進について県の考え方を質しました。その後も小水力をはじめ次世代エネルギーについて、県議会でたびたび触れてきました。最近は地方議会でもよく取り上げられるテーマになりましたが、今回の視察は地方自治体議員や自治体職員の方々に導入先進事例を現地で学び、その狙いを知ってもらうことで県内各地での導入につなげる事が出来ればと企画したものです。
きょうは県内の市議会議員や県議会議員、そして自治体関係者など、およそ30人が参加しました。きのうは雨の一日でしたが、きょうは晴天に恵まれ、初夏を思わせる日となりました。
まず、バスの車内で岐阜県産業技術課で次世代エネルギーを担当している浦崎さんから、岐阜県の導入促進の取り組みについて説明を伺いました。浦崎さんにはご多忙ななか、行き帰りのバスでもご同行いただきました。多くの資料をご用意いただき、わかりやすい説明をいただきました。その概要です。
岐阜県は去年「次世代エネルギービジョン」をつくり、今後10年先、20年先のエネルギー政策を示しています。
そのなかの重要なポイントは三つ。
1.省エネルギー対策の推進、2.複数のエネルギー・技術のベストミックス、3.コストメリットを重視したエネルギー技術の導入、ということで現実的な取り組みを推奨しています。2.は視察のなかのクックラひるがのがモデルケースになります。
また岐阜県における次世代エネルギーの特徴として、小水力発電のポテンシャルが全国トップクラスであることが挙げられます。しかし小水力発電は規模が小さく発電にかかるコストが高くなり採算性が厳しいことが指摘されるそうです。そのため、県では小水力発電の導入にあたっては地域活性化や観光・農業の振興という観点からの導入を勧めています。

最初の視察、郡上市白鳥町の石徹白地区に入りました。
集合場所の白山中居(ちゅうきょ)神社です。白山信仰に関わりが深く、歴史のたいへん長い神社です。以前も訪れたことがありますが、素晴らしいところです。
石徹白は白山中居神社をはじめ語りところが沢山ありますが、せっかくですが省きます。
ここで講師の平野彰秀さんと合流。平野さんは岐阜市出身で、東京の大学を出て就職をしたあと岐阜に戻り、去年から奥様と石徹白に移り住んで小水力の導入をはじめ地域づくりに取り組んでいます。NPO地域再生機構副理事長で、石徹白の小水力導入を進めるNPO法人やすらぎの里いとしろの事務所を担っています。現地に入って社会をつくろうというこの人の仕事には感銘を受けています、素晴らしい人です。
小水力発電の現場です。最初のポイントは三年前にも視察しました。県道脇の農業用水にらせん水車を設置して近くの事務所の照明や街頭に利用しています。そして上掛け水車を回して発電をしているこれは去年6月に設置されたものです。
水車の横には農産物加工所があります。ここで使う電力をまかなっています。農産物加工所はずっと以前に作られたものの稼働率が低く休止状態が続いていましたが、水車による小水力発電の電力を供給して特産物を生産するようになりました。
石徹白は寒暖の差から甘みの強いトウモロコシが名産で、このトウモロコシを利用したパウダーを作っているそうです。
このほか側溝に取り付けられた非常に小規模の小水力発電も見学しました。

最後に、地元主婦グループ「くくりひめの会=白山中居神社の祭神に因む」が昼食を作ってくださいました。団体の視察などが入った際に対応してくれます。こごみやわらび、山菜づくしでとても美味しかったです。



写真は会議の席で配られた、それぞれの議員の報告(=後援会報)です。左から、柴橋衆議院議員、松原和生岐阜市議会議員、冨田岐阜市議会議員、柳原岐阜市議会議員、そして私。


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