新年会続きで書けなかった病院づくりセミナー(2)です。
二日目は兵庫県加古川市の加古川市民病院と神鋼加古川病院の統合に関する報告。加古川総務省の公立病院改革プランの中で、地域の医療機関の統合が進められています。兵庫県東播磨地区の加古川市には市立の加古川市民病院の他に県立加古川医療センター、高砂市民病院、甲南病院、そして神戸製鋼所の企業内病院だった神鋼加古川病院がありました。ところが人口27万人弱の中核都市である加古川市でも医師・看護師の不足といった問題が顕在化し、加古川市民病院でも内科医不足となって様々な支障を来たすようになってきたということです。一方、神鋼加古川病院も企業としての経営から病院部門の合理化を進める必要が出てきて2010年の1月にこの二者を統合再編する基本合意となりました。報告では神戸製鋼労組の住山弘司さんが、この統合再編の過程とそれに伴う労使協議などについて説明しました。
このケースは公立病院と企業立病院の統合再編ということで、様々な点で興味深いものです。労組的には自治労と基幹労連ということはありますが、恐らく組織としてのカルチャーも違ったものがあるでしょう。もちろん賃金や福利厚生ほか労働条件をどう調整するかという課題があります。
続いて午後は分科会に分かれてグループ討議を行いました。
私は「就労看護職員200万人体制実現に向けて~夜勤・交代制勤務に対する考え方」と題し、現場の看護職員とどうしたら離職防止が出来るのか話し合いました。
偶然にも男性看護職員、(たぶん)私と同じくらいの年代の方々のグループでした。夜勤、あるいは夜勤明けの作業効率の低下や健康面への影響といった実例だけでなく、家庭面への影響なども話が出ました。例えば、夜勤明けで日中PTAの会合に出ると「○○さんの御主人はPTAの仕事が出来る」と思われて本人は仕事が終わって出てきているのにPTAや地域の仕事をあてがわれるようになるという話。これは結局休みが取れていないということです。また定年延長になった場合、65歳まで夜勤を続けられるか、ということも考えるそうです。
私も夜勤がある仕事に就いていましたが医療職は人の命を預かる訳です。先に佐々木さんが挙げたデータのように夜勤は人間の生物的リズムに合わず、仕事のパフォーマンスも落ちてしまうということで、それは当事者だけでなく患者の命にも影響する恐れがあります。私たちも議会ほか様々な活動を通して、医師・看護師・コメディカルといった医療職の就労環境の改善に取り組みたいと考えています。







